工事内容の変更などにあたって、既存のコンクリートの外壁や内壁を人力で削る作業のことを「斫り（はつり）」といいます。
コンクリート製の建築物を壊したり削ったりする工事は通常重機で行われますが「斫り工事」は、職人の手で行うのが特徴です。

主な目的は、壁、床、天井の仕上げ材、ドア、窓、壁紙、タイル、カーペット、フローリングなど建物内部の古い仕上げ材料を取り除くことです。
解体作業後、作業場所の撤去された材料やゴミを適切に処理し、建物内部をきれいに掃除します。

古くなった配管を更新したり、建物の改修や再建の際に行うことがあります。
作業が始まる前に、建物内のどこにどんな配管があるのかを調べ、配管を取り外すための計画を立てます。
作業エリアの安全を確保するため、作業時には周囲に安全バリケードや警告表示を設置します。
配管には水やガスが通っていることがあるので、取り外し作業を行う際には専用の工具を使って切断し、建物から慎重に取り外します。
配管が取り外された後は、廃棄物として処理されます。
取り外した部分の修復や再建が必要な場合もあります。
配管撤去工事は建物の改修やメンテナンスにおいて重要な作業になるため、安全かつ効率的に作業を行い、建物を快適に使える状態に整える必要があります。